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理解に苦しむ。

今日のある新聞に、「DV防止法に関するフォーラムが、反対住民の抗議で中止になった。」と書いてあった。


ジェンダーと法の授業でも、DVに関しての話があった。
DVの問題は「法は家庭に入らず」の原則、男女間の賃金格差から生じてくる家庭内の力関係など、多くの問題が含まれている。
ある統計によると、日本で正社員の女性は男性の6割程度の賃金しか得られていないとのこと。これは日本に所在する企業全てを調査したわけではないし、統計を出すにも色々な計算式があるだろうから、必ずしも事実とは言えないかもしれない。

でも指標の一つとして考えてもいいと思う。
性別の違いだけで、なぜこんなに賃金に差がでるのか……。



さてDVに話を戻そう。DVでは、この賃金格差が家庭内の力関係にまで及んでいると考えることもできる。いわゆる「誰に食わせてもらっているんだ」というセリフも、立派な言葉の暴力だ。
言葉の暴力だけでなく、身体への暴力(殴る、蹴るなど)も加わって、被害者がシェルターに移ることができたとしよう。

当然だが、家族は離れることになる。
フォーラムに反対した住民は、被害者よりこの家庭崩壊に重きを置いたらしい。それはつまり被害者に「暴力をふるわれても、家族のために我慢せよ」という論理につながる。


かつての「家」制度の考えを、押し通そうとしているとしか考えられない。「家」制度を全否定する気はないが、それはあくまで個人信条の次元であって、その人々にフォーラムを中止に追い込む資格は無いはず。

こういう人がもし、DVの果てに殺人事件に発展した裁判の裁判員になったらどうなるのだろう。殺された被害者は家庭崩壊を引き起こしたから、落ち度があると言うのだろうか??


DVに関するフォーラムを中止に追い込む強さがあるなら、防衛省や社会保険庁に対してもその強さを使ってほしいと思っている。
投稿者 トマトロケット 21:20 | コメント(0)| トラックバック(0)
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